◆ 『若年性アルツハイマー型認知症と
    水素 前編』

(一社)水素健康推進協会
 専任薬剤師 田中 則夫

年々、高齢者の認知症多発が、医療および
社会的問題となっています。2025年には老
齢者の5人に1人(20%)が、また認知症予
備軍とされる軽度認知障害(MCI)400万人を
含めると4人に1人(25%)が認知症にな
るであろうとする医療統計が報告されてい
ます。認知症全体の約30%がアルツハイマ
ー型(以下、ADと略)を占めています。

今回は、若年性ADに対する加療に水素サプ
リや水素ガス吸入がどのような反応を示し
たか、8年もの間、壮絶な介護をされてき
た奥様の手記を紹介します。なお、若年性
ADとは、65歳未満で発症するアルツハイマ
ー型の認知症であり難病に指定されていま
す。2013年6月、厚生労働省の集計では、
認知症全体で862万人中、若年性AD数は約4
万人(0.5%)と報告されています。

[整体師の奥様からの手記]
愛する夫は、55歳で仕事のトラブルが目立
ち、新車をガードレールへぶつけるように
なりました。また、黒いゴマ粒が蟻に見え
るような「幻視」も訴えていました。56歳
になり松江市内の公立病院精神科で診察を
受けたところ、重症な若年性ADと診断され
ました。在宅やケアセンター、デイサービ
スに通いながらの介護に、途方に暮れなが
ら絶望的な断崖の淵に立たされ、時には夫
を道連れに自殺まで考える日々を重ねてき
ました。ですが、水素に出会って夫が助け
られたことに心から感謝しながら、同じよ
うに認知症の介護で悩んでいる方々へ少し
でも私の体験談がお役に立てればと思い筆
を執った次第でございます。

夫はAD特有の苦悶に満ち、口をポカーンと
開けた表情で大声をあげながら行方不明事
件を起こし、廊下などで所かまわず排便を
する始末でした。精神科では早速、国産の
認知症治療薬ドネペジルや抗痙攣剤、抗興
奮剤など8種類もの薬剤を処方しました。
約半年間飲み続けましたが、期待する効果
は一向に見られないばかりかますます興奮
状態が続き暴れ出す始末です。本当に介護
に疲れ果てていました。その当時、夫は要
介護5と認定されました。

ところが突然、私には神様としか思えない
事実が目の前に現れたのです。松江市の講
演会に来られた水素研究所の若山先生に夫
の状態を話したところ、“奥さん、水素サ
プリをとにかく沢山飲ませてください!”
の一言でした。“溺れる者は、ワラでも掴
む思い”でしたから、言われたとおり水素
サプリを1日に12カプセルを飲ませたので
す。もちろん、当時は病院通いもしていま
したので、8種類の薬剤の服用と水素サプ
リの併用療法を行いました。
担当医には、水素サプリを飲ませているこ
とを伏せておきました。きっと水素サプリ
を飲ませることは、治療行為を妨げるから
とか言われるのが面倒に思ったからです。

飲み始めて70日頃に夫の表情に劇的な変化
が起きたのです。突然私の名前を呼び“カ
ーチャン済まねーだょ”と私に言うのです。
これに答えて私は“当たり前だのクラッカ
ー”と嬉し泣きしながら大はしゃぎしたも
のです。叱咤激励の介護生活は、苦闘の連
続でしたが、水素サプリを飲んで夫が認知
力を少しずつ回復していく様子がわかるに
つれて嬉しく思い、孫を混ぜて8年ぶりに
ユーモアのある会話で家庭中に花が咲きま
した。そればかりか眉間にシワを寄せて混
乱していた表情が大好きな男前の顔に戻り、
やがて笑顔を見せるまでになったのです。